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大吉月報2023年09月無料鑑定

今月の無料鑑定「彼に宗教に誘われています…」

●ご相談者

Iさん(20代、女性)

●お悩み

去年からつきあいはじめた恋人がいます。

年は私より3つ上。

仕事は●●をしています。

※運営注:個人情報の関係で伏せ字とさせていただきます。また、ご相談者様からは、交際なさっているお相手の生年月日など、いろいろとくわしい情報も伺っていますが、ここでは割愛させていただきます。

相性は悪くないとずっと思ってるんですけど、
その人から、彼が入信している宗教に誘われてまよってます。(いわゆる新興宗教?)

彼のことが好きなので、入ってもいい気もしますが、
ちょっとモヤッとしているところもあり、
占い的にはどうなのかなと思って、大吉先生に聞いてみたいと思いました。

こんな相談でもいいでしょうか。

よろしくお願いします。

●お答え

まずお相手との相性ですが、算命学の複数の相性占技で拝見しましたところ、前向きに考える価値のある、とてもいい相性のように思います。

前世でも出逢っていたのではないかと思えるサインもしっかりと出ていますし、

なによりも「性格的相性」がとてもよいので(「相性」は性格的相性だけではありません。性格があっていても、いっしょにいることで互いに運を伸ばしていけない、そんな相性もあります)、

いっしょにいらっしゃると幸せにお思いになる瞬間が多いのではないかと拝察します。

互いにしっかりと努力を重ねれば、結婚というゴールにたどりつくことのできる大きな可能性を秘めたお二人です。

ただ、そんな相性であるからこそ、今回のご相談はちょっと難しいものをはらみます。

ご承知のとおり、日本では憲法によって信教の自由が保障されています(憲法第20条第1項)。

そういう意味では、あくまでも最終的な判断はIさんの自由であり、以下はあくまでも、縁あって鑑定させていただくことになった一占い師の個人的な意見です。

なお、前もって申しあげておきますと、私は日々ご神仏の存在を身近に感じ、その庇護をしっかりと自覚し、感謝しながら生きている人間です。

(ただ、いわゆる「新宗教」的なものではありません。日本に古来より伝わる、その気になれば誰だってできる形でのご神仏との対峙・対話です)

ですが、人に「特定の宗教、宗派」を勧めることなど、まったく考えられません。

宗教とはとてもパーソナルなもの。

勧誘するとか、強引に仲間にするとか、そういったものではないはずです。

宗教に興味を抱くきっかけは、それこそ千差万別でしょう。

どんな形であれ、宗教を意識するようになることは、なにかのサインである可能性は否定できません。

私たちの毎日には、いたるところにご神仏からのサインがあると考えることもできるからです。

ですがそれはそれとして、「恋人に誘われたから」とか、あるいは「友人に誘われたから」とか、軽い気持ちで特定の宗教に入ることは、あまりお勧めできないと個人的には思います。

なぜか。

宗教とはそういうものではないから――とだけしかここでは言えません。

ですが、誘われてライブを見にいくとか、勧められて開運グッズを買うとかいった種類のこととは、まったく次元の違う話だということだけは、申しあげたく思います。

そうですね、うーん……。

うまいたとえが見つからず申しわけありませんが、たとえて言うなら――

「ねえ、これからあなたの未来の旦那さんのところに連れていってあげるからさ、いっしょに行かない?」

と言われて、二つ返事で「行く行く!」とIさんは言えるでしょうか?

まあ、へたなたとえを持ちだすまでもなく、そもそも私にこんなご相談をなさる時点で、Iさんもご自身でなにかしらの違和感をお感じなのだろうと思います。

ご自分のその感覚、大事になさってください。

誤解のないように申しあげますと、お二人の未来を私が祝福している事実に変わりはありません。

少なくとも、占いの結果から判断したら、占い師としてはそうなります。

ですがそれはあくまでも、お二人の未来の「基本のキ」。

言い換えるなら、私は――

「この土地の上に家を建て、そこで暮らすことを考えてもよいか?」

というご相談に対し、土地の善し悪しを拝見したにすぎません(これもあまりうまいたとえではないかもですが)。

基本的に、いい土地です。

たくさんのポジティブな可能性を感じさせます。

ですが、仮にその地に降りそそぐ太陽の光が、神さま仏さまのご加護というものだとするならば、それもまた「永遠」のおつきあい。

誘われたから、程度の気持ちで決めてしまっていいものではなく、場合によってはお二人それぞれ、別々の太陽がそこにあってもまったく問題ないでしょう。

気をつけるべきは、まあ、こんなことはないと思いますが、万が一お相手が、

「太陽は一つだけ!」

と頑強に言いはるようなとき。

どんなによい土地であれ、Iさんが寿命をまっとうする日まで見あげつづける太陽は、強制された光であってはならないと私は思います。