今月の無料鑑定「生きている意味が分かりません…」
●ご相談者
Hさん(40代、女性)
●お悩み
独身です。結婚したことはありません。
このごろ、私ってなんのために生きているのだろうと思うことが増えました。仕事は●●●(運営注/プライバシーに配慮して伏せ字とさせていただきます)で、経済的に苦しいとかそこまでひどいわけではないんですが、このまま同じような毎日を永遠と続けて、としをとり、その先に……なにかあるんでしょうかね(笑)。
結婚したくないわけではありませんが、職場も職場ですし、出逢いは望めません。かといって、婚活とかするのもこの年だとちょっと気が引けるし、めんどう……。
3年前まで不倫していました。21歳年下の、同じ職場のアルバイトの男性です。今はもう別れていますけど、職場の女性の話とかをアルバイト仲間としているのをちらっと見たりすると、モヤッ、モヤモヤ、モヤッときます。
こんな悩みですみません。
でも、なんだか心が。
●お答え
※ご本人に了解をいただき、命式(生年月日を干支に直したもの)を掲載させていただきます。
いろいろとおつらい時期をお過ごしかも知れませんね。
心中、お察しいたします。
丙 甲 戊
午 子 午
これがHさんの宿命(命式)なんですが、この宿命三干支を五行(木火土金水)に直すとこうなります。
火 木 土
火 水 火
ご覧いただくとお分かりになるかと思いますが、ちょっと「火性」が多いです。
火 木 土
火 水 火
6つの干支の半分を占めていますので、明らかに火性は全体のバランスをくずす存在。
算命学の基本のキは「ほどよい調和こそが幸せ」というものですので、勢いの強すぎる「火性」を抑えこむ存在が不可欠になります。
そして「火」を抑えることができるのは「水」しかありません(水剋火)。
火 木 土
火 水 火
ということで、Hさんの命式でバランスをととのえてくれるありがたい存在は「水性」。これこそがHさんにとっての「守護神」になります。
つまり、十二支「子」に内包される十干の「癸」ですね。
丙 甲 戊
午 子 午
—————–
己 己
丁 癸 丁
そしてこの十干「癸」を星に直しますと、「牽牛星」という星になります。
「牽牛星」は世のため人のために生きようとすることが大事な星。「徳を積む」という行為は誰にとってもたいせつで尊いことですが、Hさんの場合はそんな生きかたを心がけ、実践なさることでご自身の運氣そのものが「徳を積む」云々とは関係なく、少しずつ右肩上がりになっていきます。(守護神とはそういうものです)
自分はなんのために生きているのだろうとむなしさをおおぼえになるかたには、私は守護神をお教えしています。
自分の守護神を知るということは、自分の正しい生きかたを知るということ。
自分にとっての「正しい道」を知り、それにしたがって生きてみることで、いろいろと変わってくることが出てこないとも限りません。
いかにむなしかろうと、正しい生き方をしていれば問題はありません。
正しい港に向かって航海を続けているからです。
でも、正しい生き方をしておらず、なおかつこれではいけないと思いながらもそんな自分を野放しにしたような生きかたをしつづけてしまうと、いつか大きなトラブル(病気、事故、ケガなど)に襲われる可能性も。
間違った生きかたとは、階段を一歩一歩上った末に、突然階段がなくなり、奈落の底に落ちてしまうようなもの。
高くまで上れば上った分だけ、リスクは高まります。
一方の正しい生きかたとは、たとえ退屈ではあっても安全な平地の道をたんたんと歩くようなものです。転んだところで、たかが知れています。
どちらがよいかは比較するまでもありませんよね。
まずは「牽牛星」の象意を大事にした生きかたで、いろいろと身のまわりをととのえなおしてみること。
自分に与えられた宿命をしっかりと燃焼させていくことの先にしか「幸せ」はありません。
それと、どうかご自分を大事になさってください。
基本、不倫で運氣がよくなることって、正直あまりないです。誰かが不幸になることを前提にして得られる幸せは、結局のところ、砂上の楼閣です。
自分で自分を大事にしようとし、宿命や運勢を味方につけようとするからこそ、あらゆる大難を小難に変え、運命を変えていけます。
そんなことも、ぜひ覚えておいていただけるとうれしく思います。