大吉月報2023年10月無料鑑定

今月の無料鑑定「仕事をやめてアートの道に進みたい…」

●ご相談者

Jさん(30代、男性)

●お悩み

××業界(注:プライバシー保護のため、伏せ字にしています)で営業職をしています。

独身です。

給料はまずまずで、ぜいたくな話かも知れませんが、仕事にやりがいを感じられません。と言うか、営業の仕事、向いてない気がしています。

異動も何度か相談したんですけど、あいまいにされてしまい、モチベーションがなくなってきました。

この歳で仕事をやめ、デザイン関係の仕事に変わりたいと考えるのって無謀でしょうか?

子どもの時から漫画家志望で、イラストやデザインにもずっとあこがれがあります。

……無謀ですか?

お答え

 まず端的に結論から申しあげます。

「向いているか」「向いていないか」で言うならば、Jさんはアート系のお仕事、とても向いている宿命です。

 算命学では10個のメインの星(主星)と12個のサブの星(従星)でそのかたの才能や適職を見ていきます。

 そして、才能や適職について見る方法は複数あるのですが、Jさんはそのいずれの方法で見ても「調舒星」という星が前面に出てきます。

「調舒星」は全部で10個ある主星の中で、もっともアート、クリエイティブなことと縁の深い星。

 不思議なことに、この星が強く輝いているかた(残念ながら、持っていてもそうではないかたもいらっしゃいます)は、芸術的なこと、表現する行為へのあこがれが強いかた、とても多いです。

 またサブの星である従星にも「天恍星」という、これまた芸事などへの憧憬が強くなる星もしっかりとお持ちですので、さらにアートへの思いはお強くなってもおかしくありません。

 ちなみに、営業のお仕事も決して向いていないわけではないですよ?

 ただし、星の輝く強さで言えば、やはり「調舒星」的なものを活かして生きたいとお思いになっても不思議ではなく、そういう意味では今Jさんがお感じになっている葛藤は、無理もないことだという気がします。

 それと、Jさんの場合は「調舒星」が「守護神」(人生を生きやすくしてくれるもの)にもなっていて、じょうずに「調舒星」を使って生きていく生きかたは、そういう意味でも強く推奨される宿命。

 才能星、適職星だというだけでなく、「率先してどんどん使っていきなさい」と天から言われているような特別な星でもあるため、そういう意味でも「調舒星」としっかりと向きあうことはとてもたいせつです。

「調舒星」を燃焼・消化させていくのにいちばんなのは、やはり日々のお仕事でしっかりと継続的に燃やしていくのがよろしいですので。

 また、作品も拝見しました。

 私はデザインやイラストは言うまでもなく素人で、あくまでも印象的なものしかお話しできませんが、正直、とても驚きました。

 お上手だな~と感心しましたし、「これほどの腕があれば……」と素人目線ではありますものの、Jさんのお力は私なりに理解し、強く実感しました。

 挑戦する価値は、おおいにあるように思いました。

 ただ、時期的には今は「動くべき時」では残念ながらありません。

 環境を変えたい。
 仕事を変えたい。

 そんな風に強く思っても不思議ではない星の配置になっている年回りで、お気持ちは痛いほど分かりますものの、ここは人生の大きな、そしてたいせつな分岐点。

 勝負を賭けるに値する運氣か(=味方をしてもらえる運氣か)と言えば、決してそうとは言いきれない、やや危険な状態になっています。

 動くなら来年。

 2024年2月4日からの一年間。

 この一年の間に転職活動をなさり、2025年2月3日までに新天地(新しい職場)での出勤初日を迎えるようになさってください。

「大難」を「中難」、あるいは「中難」を「小難」「無難」に変えて進んでいける運氣がめぐってきてくれます。

 あと、よけいなことかも知れませんが、Jさんの「前世からの課題」というものを見てみますと、しっかりと――

「官禄」(仕事)

 と出てきます。

 つまり前世においても、もしかしたらJさん(言うまでもなく「前世のJさん」)にとっては「仕事」というのは大きな人生のテーマで、なんらかの理由で思ったとおりにいかず、今世に持ち越してきた可能性があります。

 私たちがなぜ生きているのかと言えば、それぞれ、自分に与えられた「課題」をしっかりとやり遂げて次世につなげるためなのですけれど(次世なんてないよ、というかたはもちろんそれでけっこうです。でもそうなると前世もないことになりますので、私のこの解説自体意味がなくなりますが)、もしもそうだとしたならば、自分の仕事と真摯に向きあい、「自分はこんな風に生きていきたいんだ!」という思いを実行に移すことは、ひょっとするとJさんが思っている以上に、(Jさんにとっては)とてもたいせつなテーマかも知れません。

 ぜひ、そんなことも参考に、しっかりとご自分の未来と向きあっていただければと思います。